前田壮一の行動経済学入門

経済学と心理学の中間に位置すると言われる行動経済学について私前田壮一がしっかりと学んでいきたいと思います。

ハーディング効果

人間は常に合理的な行動を取るとは限らず、時として非合理的な行動も取ってしまうというのが行動経済学の考え方で、その行動経済学の一つの考え方の中に「ハーディング効果」というものがあります。

ハーディング効果

簡単にいうと「ハーディング効果」というのは、他の人と同じ行動を取りたいという心理のことで、事象に対して「合理的な行動を取る」ということよりも、むしろ「周りの人と同じ」行動を選択し、安心感を得たいという気持ちが強く出てしまうことです。
いわゆる「多数は正義だ」のようなもので、右に倣えの教育を受けてきた日本人には心にしみるほどわかりやすい行動パターンです。

まぁ、誰しも集団から外れたくないという心理は持っていますよね。


身近なところでは「信号待ち」で、赤信号なので青に変わるまで待っているのですが、誰か1人が赤信号なのにわたってしまい、それをみた人が次々と信号を無視してわたっていると、ついついその波に飲み込まれてしまった経験はありませんか?


私、前田壮一の場合、逆に「絶対に渡るもんか!」なんて思ってしまう、天邪鬼な気質なのですが、確かに赤信号であっても全く車の通過しない交差点なんて多々ありますし、たまに「車も来ないのに馬鹿らしい・・・」なんてこともありますよね。


ちなみにこの「ハーディング効果」、海外の誰それハーディングが発見したから、この名前になっているなんて思っていたら大間違いで、実は英語で「Herding」、日本語に訳すと「(動物の)群れ」を意味するのです。


しかし、このハーディング効果、考えようによっては、周りの人と同じ行動を取ることによって安心し、同調しようとするのですから「平和」的発想だということも言えそうですが、逆にこれが悪い方に向かってしまうと、狂信的にもなりかねませんので、何事にも自分の意思をしっかりと持っておきたいものです。