前田壮一の行動経済学入門

経済学と心理学の中間に位置すると言われる行動経済学について前田壮一がしっかりと学んでいきたいと思います。

振り込んでしまう心理

振込詐欺って、なんで払ってしまうのだろう??
ニュースなどを見ていると、絶対に感じる思いですよね。


しかし、詐欺をする人間は人間の心理を読み人の弱さにつけこんでくるのが上手なんですよね。


よくある手口として、最初に高額の金額を要求しています。
例えば「400万円払え」などと要求されたとしましょう。
ところがそんな大金払えるわけがありませんし、被害者は「そんな大金は払えない」と突っぱねます。


しかし、その後やり取りのあった後「払えないなら仕方ないから、示談金として10万円で済ましてやる」などと話をされると、なぜか払ってしまうというようなケースがあるのだそうです。


これは最初に要求された金額「400万円」の支払いが参照基準点となり、10万円の支払いはマシに思えてくるのだそうです。


不思議ですよね。
もともとが一切関係のない支払いにもかかわらず、400万円の損出だったものが10万円で済むという、わけのわからないお得感によって支払ってしまうなんて本当に馬鹿げてしまいます。


しかしこれは、客観的にストーリを追いかけているから、そのように思うわけで、実際に自分の身に起こった場合、残念ながら「損しているのに得した気分」になってしまう人もいるのだそうです。


本当に恐ろしいものです。