前田壮一の行動経済学入門

経済学と心理学の中間に位置すると言われる行動経済学について私前田壮一がしっかりと学んでいきたいと思います。

利己性と利他性

自分のことだけしか考えない、自分の利益だけを追求するような自己中心的なことを利己性と言います。
言葉にするとかなり嫌な人間に思われるかもしれませんが、大なり小なり、人間は利己的な部分を持っています。


またこの利己的という言葉に対比する言葉として「利他的」という言葉があります。
まぁ、あまり日本語としては馴染みのない言葉ですよね。


しかし、これは英語では「altruism」と言って、どうやら英語ではよく使われる言葉なのだそうで、「利己的」とは真逆の意味、つまり「他人のために何かをする」性質や行動のことで、例えば、ボランティアや寄付行動などがこれにあたるのだそうです。


「利他的」て素晴らしい!!!


なんて思った方、実はこの「利他的」にも2つの意味合いがあるようで、ひとつは純粋に「他人が喜ぶのが嬉しい」というような見返りを望まない「純粋な利他性」と、その行動によって、相手からのお礼を期待したり、自分の正義感が満たされるというような「利己的な利他性」というものがあるのだそうです。


まぁ、そんなふうに見てしまうと、かなり意地悪になってしまいますけどね・・・。


でも、考えてみると、実際の生活においても、「あれほど親切にしてやったのに、なんの連絡もよこさない!!!お礼の一言もない!」なんてことは、ザラにありますよね。


これこそ「純粋な利他性」ではなく、「利己的な利他性」であり、一般的にはこのような思いは去来してしまいますよね。


受けた「恩」は返す、与えた「恩」は忘れる。


このような聖人的な考え方ができるようになるといいですね。