行動経済学入門

経済学と心理学の中間に位置すると言われる行動経済学についてしっかりと学んでいきたいと思います。

用語のブログ記事

用語(ムラゴンブログ全体)
  • アンダーマイニング効果

    自発的にやる気になっていたことにも関わらず、褒めすぎたり褒美を与えるなどした結果、かえってモチベーションが低くなってしまい、やる気を失わせてしまうことのことをアンダーマイニング効果というそうです。 例を挙げると、ボランティアでゴミ拾いをしている人に対して、金銭を渡してしまうと、その人は、次第にボラ... 続きをみる

  • 損失を嫌がるために大損してしまう

    人は、誰しも損失を回避したいという傾向があります。 まぁ、当然といえば当然ですよね。 はじめから損したいなんて思っている人がいるわけありませんし、そんな人がいたら、紹介してほしいくらいです。 人は無意識に「得することよりも損すること」を避けようとするのですが、これを行動経済学では「損失回避性」とい... 続きをみる

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  • ヒューリスティック

    人は正確な情報が得られない時、自分の経験や直感に頼って意思決定をしていることがあり、このことを行動経済学ではヒューリスティックといいます。 例えば、交通事故で死ぬ確率と胃がんで死ぬ確率、どちらのほうが高いと思いますか? 実はこれ、胃がんで死ぬ確率のほうが高いのですが、なぜかほとんどの人が交通事故で... 続きをみる

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  • 確証バイアス

    人は自分にとって「都合のいい」情報だけを信じ、否定する情報に触れなかったり、信じなかったりする傾向が強いのだそうで、この心理効果のことを「確証バイアス」といいます。 まぁ、分かりやすく言えば「ご都合主義」ということですね。 そもそもこの心理には既に「結論」があって、その「結論」を肯定的にする情報を... 続きをみる

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  • プロスペクト理論

    「人は損するということを異常なくらい嫌う」 誰でも「損」はしたくはないと思うのですが、「損をしたくない」と思うがあまり、さらに損をしてしまうなんてことは、往々にしてあります。 プロスペクト理論は、2002年にノーベル経済学賞を受賞したダニエル・カーネマンが提唱した意思決定モデルのひとつで、 「人は... 続きをみる

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  • フレーミング効果

    論理的に同じ内容であっても、その表現の仕方によって受け取り方がことなる現象のことをフレーミング効果といいます。 具体的にどういうことかというと、 ある手術を受ける場合、医師からの説明が、 「手術が成功して、助かる確率は90%です。」 「手術が失敗して、亡くなる確率は10%です。」 と言われた場合、... 続きをみる

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  • 参照点

    私たちが損得を感じるときの基準となる点のことを参照点といい、人は、この参照点からどのくらいプラスに離れているか、マイナスに離れているかによって、損得を判断しています。 例えば、給与が1万円上がるとしたら、それは嬉しいことですよね。 しかしながら、今ここには参照点がありません。 ここで参照点として、... 続きをみる

  • ハーディング効果

    人間は常に合理的な行動を取るとは限らず、時として非合理的な行動も取ってしまうというのが行動経済学の考え方で、その行動経済学の一つの考え方の中に「ハーディング効果」というものがあります。 ハーディング効果 簡単にいうと「ハーディング効果」というのは、他の人と同じ行動を取りたいという心理のことで、事象... 続きをみる

  • モンティホール問題

    「人は合理的に行動する」 この考え方は、これまでの伝統的な経済学の考え方です。 100円のレタスと200円のレタスがあった場合、「経済学」においては迷うことなく「100円のレタス」を選択します。 しかし、実際に買おうとした時に、なぜか人々が「200円のレタス」をどんどん買っていきます。 こうなって... 続きをみる

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  • フレーミング効果

    人が意思決定する場合、その絶対的評価で決定するのではなく、自分の基準点との対比において比較されるため、絶対評価とは異なる判断を導く可能性があるという効果のことなのだそうで、それは情報提供方法の違いやその人の心的構成によって、非合理的な判断をしてしまうのだそうです。 まぁ、ちょっとわかりづらいですよ... 続きをみる