前田壮一の行動経済学入門

経済学と心理学の中間に位置すると言われる行動経済学について私前田壮一がしっかりと学んでいきたいと思います。

フレーミング効果

論理的に同じ内容であっても、その表現の仕方によって受け取り方がことなる現象のことをフレーミング効果といいます。


具体的にどういうことかというと、
ある手術を受ける場合、医師からの説明が、


「手術が成功して、助かる確率は90%です。」
「手術が失敗して、亡くなる確率は10%です。」


と言われた場合、2つの内容は同じことを言ってるのですが、耳障りが大きく異なりますよね。


どちらの表現であれば、あなたは手術を受けようと思いますか?


この場合、「助かる」という表現と「亡くなる」という表現が大きく判断に影響し、結論が異なってくることがあります。


つまり「ものは言いよう」というわけではありませんが、どの表現にスポットを当てるのかによって、相手に与える印象が大きく変わってきます。


人間は利益を得る場面では「リスクを避けて確実に手に入れること」を優先しるという傾向があり、反対に、損失を被る場面では「リスクを背負ってでも最大限に回避すること」を優先する傾向があります。


このような心理傾向を行動経済学では「損失回避の法則」「プロスペクト理論」と呼んでいます。


  • 「10人中、1人が参考にならなかった」お話。
  • 「10人中、9人が参考になった」お話

この表現方法、同じことを言っているのですが、あなたの受け取り方は真逆と言ってもいいのではありませんか?


ここで気をつけてほしいのは「フレーミング効果」というのは学術的で、自分達には関係ないというわけではなく、多くのメディアでは上手に使われているということです。


CMやテレビの表現などを注意深く聞いてみてください。
「素敵な印象を与えるために言葉をしっかりと選んでいるはずです。」


どんなときでも表現を別の言い方に変えて考えるということを行っても損はないと思いますよ。