前田壮一の行動経済学入門

経済学と心理学の中間に位置すると言われる行動経済学について私前田壮一がしっかりと学んでいきたいと思います。

二度と戻らない時間とお金と労力

サンクコストというものがあって、英語表記だと「SUNK COST」、日本語訳だと「埋没費用」と言われていて、これが一体なんなのかというと、既に使ってしまった時間やお金、労力などのことで、もう二度と戻らないものを指します。


よくこのサンクコストで例えられるのが、映画。


映画館で映画のチケットを買って映画を見るのですが、10分立ったところでこの映画が全く面白くないことがわかります。


そのとき、あなたならどうしますか??


この場合多くの人は、「せっかくチケット代を払ったんだから」という理由で、見続ける人が多いのだそうです。


この場合、映画というのは大抵2時間ぐらいですから、先程見た10分を差し引いた「110分」と「チケット代」がサンクコストとなります。


ちなみに、10分で映画館を出た場合のサンクコストは「チケット代」だけということになります。


また、面白くないにせよ映画を見続けてしまう心理、つまり「チケット代がもったいないし、元を取らなければ!」という心理のことを「サンクコスト効果」というらしいのですが、個人的には、この映画の例え、イマイチぴんと来ないところがあるんですよね。


というのも、映画の場合、最初はダラダラとわけがわからないものだったのが、後半に進んでいくうちに、「なるほど!!」なんて思うものがありますし、最後まで観なかったために損をしたなんて経験もありますからね。

サンクコスト


ですので、一番わかりやすく身にしみる例えは「パチンコ」なんじゃないでしょうかね??


パチンコで買ったり負けたりの連続が続いているのですが「ここで止めて、他の人が出たら嫌だ」とか「ひょっとしたらもう1000円で大当たりがくるかも」なんていう考え浮かび、結局閉店まで粘り、結局、大負けしてしまったなんて経験はありませんか?


これがまさにサンクコストで、投下したお金とパチンコにかけた時間が無駄となってしまいます。


まぁ、ここは文面にしてしまえば簡単なんですが、実際、区切りをつけるタイミングってとても難しいですよね。


恐らく、多くの人はわかっているんですよね「このままじゃダメだ」ということを。


しかし、人間の弱さ、「もったいない」「損したくない」という考えから、ついついどツボにはまってしまうんですよね・・・。