行動経済学入門

経済学と心理学の中間に位置すると言われる行動経済学についてしっかりと学んでいきたいと思います。

スラッジ: 不合理をもたらすぬかるみ

人間の心のクセを利用して合理的な選択を促す「ナッジ」とは逆に、合理的な選択や行動を阻害する仕組み、いわば「負のナッジ」が「スラッジ」で、ユーザーにとって不利な決定がなされるように誘導するオンライン設計や膨大な書類が必要とされる給付金制度など、スラッジの実態とその甚大な悪影響、さらに回避する対策を本書で徹底解説されている本。


熟慮を促し、情報漏洩を防ぐという面では一部評価されているスラッジを認める意見とはどう折り合いをつけるべきか?広く社会に浸透した「ナッジ」を体系化し、バイデン政権で要職を務める当代きっての法学者が説く「行動経済学の新概念」。
ナッジとは、より良い行動を促すことであったが、スラッジとは、理性的な意思決定を妨げるような「悪いナッジ」を表し、ビザの申請や年金給付などの場面で、申請者にとって合理的な選択を阻むものが生じるのはなぜか。
スラッジ発生の仕組みと削減について解説。