前田壮一の行動経済学入門

経済学と心理学の中間に位置すると言われる行動経済学について前田壮一がしっかりと学んでいきたいと思います。

アンダーマイニング効果

自発的にやる気になっていたことにも関わらず、褒めすぎたり褒美を与えるなどした結果、かえってモチベーションが低くなってしまい、やる気を失わせてしまうことのことをアンダーマイニング効果というそうです。


例を挙げると、ボランティアでゴミ拾いをしている人に対して、金銭を渡してしまうと、その人は、次第にボランティアの気持ちが薄れていき、目的が金銭をもらうことになってしまったり、面白い話では、子供たちが壁に落書きをしているとおじいさんがその子どもたちにお小遣いを渡していったのだそうです。




それが何回か続いた後「お金がなくなった」といって、お小遣いを挙げることを止めたそうです。
すると、子どもたちは、落書きする意欲がなくなり、ついには落書きをしなくなったのだそうです。


つまり、好きでやっていた行動だったものが、報酬を与えられることによってやる気がなくなってしまう現象のことをアンダーマイニング効果というのです。


まぁ、これよくあるのが「好きなことを仕事にするのは良くない」ということではないでしょうかね?


よく人のことをみて「好きなことを仕事にしている人っていいよね」なんて羨ましく思ったりするものですが、実はそれは楽しいことではなかったりするんですよね。


つまり、その目的が「楽しむこと」から、報酬を与えられることによって「報酬をもらうこと」へ移行していくわけで、「楽しん」でいることなのに「報酬」をもらえないことに対する不満が出てくるわけです。


まぁ、この世の中「お金じゃない」と言い切りたいところですが、残念ながら「金」に対して私達の生活は支配されているんですよね。